スポーツ用品各社が秋冬シーズンに向けて高機能ウエアを相次ぎ拡充している。アルペンが汗などの水分を熱に変える「吸湿発熱ウエア」の品ぞろえを拡充したほか、ミズノも保温性に優れ、手ごろな価格のインナーウエアを商品化した。冬場でも快適に運動を楽しみたいというスポーツニーズに加え、日常の防寒需要も取り込み売り上げ増につなげる狙いだ。
アルペンは今月17日に発売した吸湿発熱ウエア「アイ ヒート」の秋冬物で、従来の大人用インナーウエアなどに、新たに子供向け商品を追加。靴下や帽子などの小物類も充実させ、柄の数も増やした。
「アイ ヒート」は昨年から販売を始めた東レとの共同開発商品。今年の秋冬のインナーウエアでは、汗を吸収し素早く乾く機能や保湿、静電気軽減などの機能も加え、快適性を高めた。「日常的に使え、重ね着スタイルも楽しめる」として、全159品目で300万点の販売を目指す考えだ。
ミズノは、薄くて暖かい「保温インナー」を10月1日に発売する。表面に保温性に優れ、静電気を抑制する糸を、肌に直接触れる内側には起毛加工を施し断熱性のある糸を使い、高い保温効果を実現した。運動後の汗のべたつきが少ないほか、ニオイの元となる菌の増殖も抑える。長袖と半袖、ロングタイツがあり価格は1785?1995円。
長袖タイプの価格は、吸湿発熱素材「ブレスサーモ」を使った同社の従来商品の半額以下と買い求めやすい。ウオーキングなどの軽めのスポーツや日常生活での使用を主に想定しており、初年度5万枚の販売を目指している。
一方、デサントも光の波長を吸収して熱に換え、より暖かく感じられる素材「ヒートナビ」に、今シーズンから吸湿発熱機能を加えた。
同社によると、ヒートナビは一般的なウエアに比べ、ウエアに光を10分間当てた場合の光発熱効果で服の内側の温度を5度、吸湿発熱機能温度によって1.2度それぞれ高められるという。
ジャケット類やジャージーを中心に販売し、今年2月のバンクーバー五輪では日本選手団の公式ウエアにも採用された。「冬の寒さは大きなストレス。(暖かいヒートナビで)スポーツの機会を増やしたい」として、今シーズンは小物を含め、前年の38万枚を上回る47万枚の販売を計画している。(井田通人)
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引用元:石材販売、石材情報の専門サイト
2010年12月15日水曜日
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